はじめに:「共働きなのに、全然貯まらない…」そんな悩みありませんか?
夫婦2人とも働いているのに、なぜかお金が貯まらない。
収入はそこそこあるはずなのに、ボーナスが出てもすぐ消えてしまう…。
そんな悩みを抱える共働き夫婦は、実はとても多いんです。
私たちも結婚当初はそうでした。
家計をなんとなく分担していたら、「どこにどれだけ使っているか」が全く見えず、
毎月の貯金額もバラバラ。将来への不安が消えませんでした。
でも、お金の使い方を“仕組み化”するだけで、自然に貯まる家計に変わりました。
この記事では、その考え方と実践ステップを紹介します。
ステップ①:まずは「家計の見える化」から始めよう
共働き夫婦が最初にやるべきことは、“現状を知ること”。
家計の流れが見えないままでは、どんなに節約しても成果が出ません。
まずは1か月だけでも、すべての支出をざっくりでいいので書き出すこと。
家計簿アプリ(マネーフォワード、Zaimなど)を使えば、自動で記録できて便利です。
ポイント
- 「細かくつける」より「全体を把握する」が目的
- 特に“固定費”に注目(住宅費、保険、通信費、サブスクなど)
- 共働き家庭では、支出の重複が意外と多い
📌 例:「夫も妻も同じ動画配信サービスに課金していた」など、
“夫婦別管理”だと気づきにくいムダが見えてきます。
ステップ②:家計をシンプルに整える「3口座ルール」
家計管理を複雑にすると続きません。
おすすめは、3つの口座に分けるシンプルな仕組みです。
| 用途 | 内容 | 具体例 |
|---|---|---|
| ①生活費口座 | 毎月の固定費・生活費の支払い | 住宅費、光熱費、食費など |
| ②貯蓄・投資口座 | 将来のための積立 | 新NISA、教育費、旅行貯金など |
| ③おこづかい口座 | 各自の自由に使えるお金 | 趣味、ランチ代など |
コツ
- 収入が入ったら、まず自動で振り分ける(手動だと続かない)
- 「貯蓄・投資」は“残ったら”ではなく“最初に確保”する
- 貯金を“習慣化”することで、意識しなくても貯まる仕組みになる
ステップ③:生活費の負担を「公平」にする仕組みをつくる
共働き家庭では、“どちらがどれだけ負担するか”が曖昧だとストレスになります。
重要なのは「平等」よりも「納得感」。
よくある分担パターン
- 収入割合に応じて負担(例:夫6:妻4)
- 固定費は夫、変動費は妻
- 生活費は共通口座、その他は各自管理
どれが正解ということはありません。
夫婦で“お互いが無理のない範囲で納得できる”形を話し合うことが大切です。
📌 話し合いのコツ
「いくら使ってるの?」ではなく、
「これからどんな使い方をしていきたい?」と未来をベースに話すと前向きになります。
ステップ④:「貯める力」を上げる3つの見直しポイント
① 固定費を定期的にチェック
- 保険の見直し(過剰保障になっていないか)
- スマホプランを格安SIMに変更
- サブスクの解約
1度見直すだけで、年間5〜10万円の節約も珍しくありません。
② 生活費の上限を決める
「食費は◯万円」「日用品は◯万円」とざっくり上限を設定するだけでOK。
予算を意識するだけで、無駄な支出が自然と減ります。
③ 先取り貯金を“自動化”する
給料日に自動振替で積立を設定しておくと、意志に頼らず貯まります。
「貯金は仕組みで作る」が鉄則です。
ステップ⑤:共働き夫婦の“お金ミーティング”を習慣にする
家計を整えるうえで、一番大事なのはコミュニケーション。
お金の話はつい避けがちですが、あえて定期的に話すことでトラブルを防げます。
例:月1回のお金ミーティング
- 今月の支出と貯金を軽く確認
- 今後の大きな支出(旅行・家電購入など)を共有
- 新NISAやiDeCoなど、今後の運用について相談
📌 “家計報告会”というより、“2人の未来会議”と考えるのがおすすめです。
一緒に目標を立てると、貯金も資産形成も前向きに取り組めます。
まとめ:共働き夫婦の家計管理は「仕組み」でラクにする
共働き家庭に必要なのは、「がんばる節約」ではなく「仕組みで貯まる家計」。
- 家計の流れを“見える化”する
- シンプルな口座分けで整える
- 無理のない分担で“納得感”をつくる
- 定期的に“お金ミーティング”を行う
この4つを意識すれば、自然とお金は貯まります。
忙しい共働きこそ、“仕組み化”の力を活かして、
お金にも心にも余裕のある暮らしを目指しましょう。



コメント